プロジェクトマネジメントプロジェクトマネジメント★☆☆

社内イベントの企画から当日の運営までを担う集まりが、総務部・情報システム部・ 営業部から人を出して作られた。このようなプロジェクトチームの説明として、 最も適切なものはどれか。

正解:

  1. 部門ごとに恒常的に置かれ、同じ種類の業務を継続して担当する集まりである。

    誤り。これは部や課といった恒常的な組織の説明です。どちらも人の集まり ですが、終わりが決まっているかどうかが違います。部や課は解散を前提と せず、日々の業務を続けるために置かれています。

  2. 共通する手順や様式を整え、複数のプロジェクトを横断して支援する部門である。

    誤り。これはPMOの説明です。PMOは個々のプロジェクトの外側から運営を 支える組織で、成果物そのものを作る立場ではありません。中で作る集まりか、 外から支える部門かで区別します。

  3. プロジェクトの成果や進め方に関心をもち、影響を受ける人や組織の全体である。

    誤り。これはステークホルダの説明です。発注元や利用部門、取引先なども 含む広い範囲を指し、チームの外側の人も入ります。作業を担う人に限られる チームとは、含まれる範囲が違います。

  4. 目的を達成するために必要な人を集めて編成し、目的を果たすと解散する。

    正解。プロジェクトには終わりがあるので、そのために集まるチームも 一時的なものになります。必要な技能を持つ人を部門をまたいで集め、 目的を果たしたら元の所属に戻るのが基本の形です。

目的のために組まれ、終われば解ける集まり

学校の文化祭の実行委員会を思い出すと分かりやすい集まりです。クラスから 何人かずつ出て、文化祭という目的のために動き、終われば解散して各クラスに 戻ります。プロジェクトチームもこれと同じ形をしています。

恒常的な組織との違い

  • 期間が決まっている — プロジェクトの終わりとともに解散する
  • 必要な技能で集める — 目的から逆算して、足りない技能を持つ人を呼ぶ
  • 所属をまたぐ — 複数の部門から人が出るため、兼務になることが多い
  • 指揮系統が二重になる — 所属部門の上司と、プロジェクトマネージャの両方がいる

最後の点が実務では効きます。兼務のメンバーは、日常業務とプロジェクトの どちらを優先するかで板挟みになりがちです。だからこそ、着手時に参加の 度合いを所属部門と取り決めておくことが重要になります。

関わる人たちの位置づけ

呼び名 何を指すか
プロジェクトチーム 作業を担うために集められ、完了とともに解散する集まり
部・課 終わりを決めずに置かれ、同じ業務を継続して担う組織
PMO 手順を標準化し、複数のプロジェクトを外から支援する部門
ステークホルダ 成果や進め方に関心をもち、影響を受ける人や組織の全体

試験では「一時的」「解散」「部門をまたいで集める」といった言葉が出たら プロジェクトチームです。逆に「継続」「恒常的」なら部や課を指しています。

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