クラウドクラウドサービス★★☆

これまで自社でサーバを購入し、社内に設置して業務システムを運用してきた企業がある。 同じシステムをクラウドサービス上で運用することにした場合の特徴として、 最も適切なものはどれか。

正解:

  1. 必要な機器を自社の資産として購入するので、稼働を始める前の支出が大きくなる。

    誤り。これはオンプレミスの特徴です。クラウドでは機器を買わずに借りるため、 支出は使った期間と量に応じて発生します。初期にまとめて払うか、使いながら 払うかが、両者を分ける最初の分かれ目です。

  2. 事業者の施設に自社の機器を持ち込んで設置し、場所と電源、回線だけを借りる。

    誤り。これはハウジングの説明です。社外の施設を使う点はクラウドと似ますが、 置く機器は自社で買ったものであり、資源を必要な分だけ借りる形にはなりません。

  3. 必要な資源を必要な期間だけ契約でき、機器の調達や設置を待たずに使い始められる。

    正解。事業者が用意済みの資源を分けてもらう形なので、見積りや納品を待つ 必要がありません。利用をやめれば、その分の費用も止まります。

  4. データの管理や利用者の権限設定まで事業者が受け持つので、自社に責任は残らない。

    誤り。よくある誤解です。事業者が受け持つのは設備や基盤の管理までで、 どんなデータを置くか、誰に使わせるかは利用者の責任として残ります。

「買って持つ」か「借りて使う」か

オンプレミスは、自社でサーバを買い、置き場所を用意し、電源と回線をつなぎ、 OSを入れて動かす方式です。車を買って所有するのに近く、乗らない日も 駐車場代がかかります。クラウドはカーシェアに近く、使いたいときに 使った分だけ払います。

どこが変わるのか

  • 費用の出かた … 買えば資産として先にまとまった支出が要る。借りれば 使った期間と量に応じた支出になる
  • 時間 … 機器の見積り・発注・納品・設置が要らないので、申し込んでから 使い始めるまでが短い
  • 増減のしやすさ … 足りなくなったら増やし、要らなくなったら返せる。 買った機器は余っても返せない

一方で、責任がすべて事業者に移るわけではありません。設備の面倒は 事業者が見ますが、そこに何を置き誰に使わせるかは利用者が決めることです。

混同しやすいものとの違い

方式 機器の持ち主 置き場所
オンプレミス 自社 自社
ハウジング 自社 事業者の施設
クラウドサービス 事業者 事業者の施設

試験では「初期投資」「調達期間」「増減のしやすさ」のどれかが問題文に置かれます。 機器を買うと書いてあればオンプレミス側の話だ、と読み分けてください。

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