クラウドクラウドサービス★★★

ある企業が、3か月間だけ公開するキャンペーン用のWebサイトを立ち上げる。 訪問者数は事前に見当がつかず、期間が終わればこのサイトは不要になる。 この用途にクラウドサービスが適している理由として、最も適切なものはどれか。

正解:

  1. 自社専用に構築した基盤を使うため、ほかの利用者と設備を共用せずに済むから。

    誤り。これはプライベートクラウドの説明です。専用の基盤は自社で用意する 手間と費用がかかるので、3か月で役目を終えるサイトには向きません。

  2. 契約時に決めた固定額で使え、訪問者数がどれだけ増えても費用が変わらないから。

    誤り。多くのクラウドサービスは使った資源の量に応じて課金します。訪問者が 増えれば費用も増えるのが原則で、費用が動かないことは長所になりません。

  3. 自社で機器を購入して運用する場合と比べ、利用期間の長短によらず必ず安く済むから。

    誤り。よくある誤解です。長期間ずっと同じ量を使い続ける用途では、買った ほうが総額で有利になることもあります。安さは条件しだいで決まります。

  4. 訪問者数の増減に合わせて資源の量を変えられ、終了後は利用をやめて費用を止められるから。

    正解。読めない需要には増減で対応でき、役目が終われば返せる。この二つが そろって効くのが、短期間かつ変動の大きい用途です。

「読めない」「短い」ときに効く

クラウドの利点は、突き詰めると必要な量を後から変えられることと、 要らなくなったら返せることの二つです。この二つは、需要が読めない 用途と、期間が限られた用途でそのまま効きます。

キャンペーンサイトはその両方に当てはまります。話題になれば訪問者が跳ね、 不発なら閑散とする。しかも3か月で終わる。自社で機器を買って揃えると、 多めに買えば余り、少なめに買えば足りず、終わったあとは使い道のない機器が 資産として残ります。

逆に、向かない場面もある

  • 使う量が年間を通してほぼ一定で、長く動かし続けるシステム
  • 法令や社内規程で、データを置く場所を自社に限る必要があるシステム

こうした条件では、買って持ったほうが総額で有利になることもあります。 **「クラウドだから安い」ではなく、「変動と期間に合うかどうか」**で判断します。

判断の軸

問題文にある条件 向く方式
需要が読めない・季節で変動する クラウド
短期間だけ必要 クラウド
量が一定で長期間動かす オンプレミスも候補
置き場所を自社に限る必要がある オンプレミス/プライベートクラウド

試験では「アクセスが急増する」「期間限定」といった語が手掛かりになります。 その語が出たら、資源の増減と利用の停止に触れた選択肢を選んでください。

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