正解:イ
各選択肢の解説
ア組織向けと個人向けのどちらも順位を付け、1位から10位まで並べている。
誤り。順位が付いているのは組織向けだけです。「10大脅威」という名前から 両方とも順位表だと思い込みがちですが、個人向けは順位を付けていません。
イ組織向けは順位を付け、個人向けは順位を付けずに五十音順で載せている。
正解。2026年版は、組織向けを1位から10位まで順位付きで、個人向けを 脅威名だけ五十音順で掲載しています。個人向けを順位で紹介しないよう注意します。
ウ組織向けと個人向けで同じ10項目を選び、対策の主体だけを書き分けている。
誤り。組織向けと個人向けは別々に選ばれた別の項目です。ランサム攻撃や ビジネスメール詐欺は組織向けにしかなく、個人向けにはスマホ決済の不正利用や サポート詐欺による金銭被害などが入っています。
エIPAが集めた被害の統計だけで選び、外部の有識者による投票は経ていない。
誤り。IPAが脅威の候補を選んだうえで、研究者や企業の実務担当者など約250名の 「10大脅威選考会」が審議と投票を経て決めています。統計の集計表ではなく、 専門家の判断を集めたものです。
理解を深めるために
組織向けは「順位表」、個人向けは「一覧表」
IPAの「情報セキュリティ10大脅威」は、前年に社会的影響が大きかった情報セキュリティの 事案をもとに、毎年まとめられる資料です。2026年版では、組織向けは順位付き、 個人向けは順位を付けずに脅威名を五十音順で掲載しています。 研修や社内報で引用するときは、個人向けを「1位は〜」と紹介しないよう気をつけます。
どうやって選ばれているか
選び方は次のとおりです。
- IPAが脅威の候補を選ぶ
- 情報セキュリティ分野の研究者、企業の実務担当者など約250名の 「10大脅威選考会」が審議・投票を経て決める
つまり、被害件数をそのまま並べた統計ではなく、専門家が影響の大きさを判断した結果です。 組織向けと個人向けは別々に選ばれるので、項目も違います。2026年版の組織向けは 1位が「ランサム攻撃による被害」、10位が「ビジネスメール詐欺」で、 個人向けには「スマホ決済の不正利用」「サポート詐欺(偽警告)による金銭被害」などが 並びます。
混同しやすい説明との違い
| 説明 | 正しいか |
|---|---|
| 組織向けは順位付き、個人向けは五十音順 | 正しい(2026年版) |
| 両方とも1位から10位まで順位付き | 誤り(個人向けに順位はない) |
| 組織向けと個人向けは同じ項目 | 誤り(別々に選ばれ項目も違う) |
| 被害統計だけで機械的に選ぶ | 誤り(約250名の選考会が審議・投票) |
順位や項目は年版ごとに変わるので、引用するときは必ず年版を添えます。