正解:エ
各選択肢の解説
ア過去の案内に載ったリンクは閉鎖で無効になるので、失効させても影響はない。
誤り。閉鎖直後はつながらないだけで、リンクに書かれたドメイン名は残ります。 失効後に他人が同じドメイン名を取得すれば、そのリンクは新しい持ち主のサイトへ つながるようになります。「今つながらない」と「今後も安全」は別の話です。
イサーバ証明書を先に失効させておけば、第三者はそのドメイン名を使えない。
誤り。サーバ証明書の失効は、発行済みの証明書を使わせなくする手続きです。 ドメイン名の登録とは別なので、新しい持ち主は自分で取得し直したドメイン名で、 新たに証明書を受けることができます。
ウドメイン名は失効後も元の登録者しか取得できないので、失効させてよい。
誤り。失効したドメイン名は、所定の期間を過ぎると誰でも登録できる状態に戻ります。 使われていたドメイン名は人が訪れる見込みがあるため、狙って取得される例もあります。
エ失効後に第三者が取得して偽サイトやメール受信に悪用しうるので、当面は登録を維持する。
正解。失効したドメイン名は他人が取得でき、過去の案内のリンクや、そのドメイン宛てに 送られるメールが新しい持ち主に渡ります。サイトを閉じても、登録は残すのが安全です。
理解を深めるために
店をたたんでも、看板の名前は人の手に渡る
閉店した店の名前と電話番号を、誰かがそのまま引き継いで商売を始めたとします。 昔のチラシを見た客は、元の店だと思って連絡してしまいます。 ドメイン名を失効させるのは、この名前と番号を手放すことです。
なぜ閉鎖したサイトのドメイン名が危ないのか
ドメイン名は、登録を更新しなければ失効し、一定の期間を過ぎると誰でも登録できる状態に戻ります。 使われていたドメイン名には次のものが残っているため、取得した第三者に悪用されえます。
- 過去のメール・チラシ・他のサイトに載ったリンク(新しい持ち主のサイトにつながる)
- そのドメイン宛てに送られてくるメール(新しい持ち主がメールサーバを用意すれば受け取れる)
- 検索結果や利用者の記憶にある「その会社のサイト」という信用
対策は、サイトを閉じた後もドメイン名の登録は当面維持することです。 いつまで維持するか、廃止するならどう周知するかを、取得するときから決めておきます。
混同しやすい考え方との違い
| 考え方 | 実際 |
|---|---|
| 失効すると他人が取得できる | リンクとメールの宛先が新しい持ち主に渡る |
| 閉鎖すればリンクは無効になる | ドメイン名が残る限り、取得した人のサイトにつながりうる |
| 証明書を失効させれば使われない | 証明書とドメイン名の登録は別。新しい持ち主は証明書を取り直せる |
| 元の登録者しか取得できない | 一定期間の後は誰でも登録できる |
試験では、サイトの閉鎖とドメイン名の手放しを分けて考えられるかが問われます。