AI利活用生成AI利活用★☆☆

食品メーカーの企画会議で、新商品の名称がなかなか決まらない。ここで生成AIを 使う目的として、最も適切なものはどれか。

正解:

  1. 商品の特徴と客層を伝え、最も売れる名称を一つ選ばせて、その名称に決定する。

    誤り。生成AIは売れる名称を言い当てる仕組みではありません。案を出すことと、 どれを採るかを決めることは別で、決定は商品の事情や他社の状況を 知っている人が担います。任せる範囲を取り違えた使い方です。

  2. 商品の特徴と客層を伝え、条件に合う名称の案を数多く出させ、会議で絞り込む。

    正解。短い時間で思い付かなかった方向の案まで並ぶので、 人が選ぶための候補が広がります。出てきた案をそのまま採るのではなく、 検討の出発点として使い、採否は人が決めるのがこの使い方です。

  3. 過去に発売した商品の売上データを学習させ、新商品の販売数を見積もらせる。

    誤り。これは正解を付けたデータから規則を学ばせる予測の使い方で、 識別AIの活用にあたります。数量を見積もる役には立ちますが、 名称の案そのものを作り出すわけではありません。

  4. 社員から集めた名称の案を五十音順に並べ替え、重複を取り除いた一覧を作る。

    誤り。これは既にある案を整理する作業で、表計算ソフトでもできます。 手元の案が増えるわけではないので、候補を広げたいという この場面の目的には答えていません。

決めてもらうのではなく、選択肢を増やしてもらう

企画の場で行き詰まるのは、良い案が選べないからではなく、 そもそも案が出尽くしてしまうからです。アイディアの提案は、 この「案が出ない」状態を破るための使い方です。

生成AIは、条件を伝えれば数十の案を数分で並べます。 その中の大半は使えませんが、人が思い付かなかった切り口が混ざることがあります。 会議のホワイトボードに付箋を大量に貼る作業を、代わりにやってもらう イメージが近いでしょう。

採否を決めるのは人

この使い方で外してはいけないのは、正解を求めていないという点です。 生成AIは「どれが売れるか」を知りません。商品の原価、他社の商品名、 商標として使えるか、社内で通るかといった事情は人の側にあります。

  • 案の数を増やす段階は生成AI、絞り込む段階は人、と役割を分ける
  • 「20案」「カタカナで」のように条件を付けると、案の幅を調整できる
  • 気に入った案を材料に、さらに派生案を出させる進め方もできる

目的で見分ける

使い方 目的
アイディアの提案 候補を数多く出し、人が選ぶ材料を広げる
予測(識別AIの活用) 過去のデータから売上や販売数を見積もる
並べ替え・重複の除去 既にある案を整理する。案は増えない

試験では、「正解を出させたいのか」「候補を広げたいのか」で判断できます。 生成AIに決定そのものを委ねる選択肢は、適切な使い方になりません。

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